

学習ガイド
学習ガイドは、中核となる検査技能の育成やさまざまな領域のトピックの理解にご活用いただけます。
各分野の専門家やアボットの主なオピニオンリーダーが実施するオンデマンドプレゼンテーションにアクセスしてください。業界のトレンド、医学分野の発見、医療テクノロジーなどに関する詳しい情報を取得できます。
COVID-19 のパンデミックから 2 年が経ち、科学界は病原体(SARS-CoV-2)、感染の経路と方法、および臨床経過について、より深く理解するようになりました。しかし、COVID-19 疾患に関する我々の推定が進化し続ける中、今後感染が復活する可能性に備えてより適切に準備を整えるには、検査ツールをどのように活用すればよいでしょうか?
Deborah L. Birx 医師
前ホワイトハウス・コロナウイルス対策担当官、米国
Deborah L. Birx 医師は、ペンシルベニア州立大学のハーシー医科大学で医学学位を取得し、1980 年からウォルターリード陸軍病院と米国国立衛生研究所で、内科および基礎免疫学と臨床免疫学の研修を積みました。Birx 博士は、内科、アレルギー/免疫学、および診断/臨床検査免疫学の資格をお持ちです。
米国の陸軍大佐として最初のキャリアを積み、その後、米国疾病管理予防センターおよび米国国務省で、最も注目度の高い影響力のあるプログラムをいくつか実施しています。多くの実績の中でも、歴史上最も影響力のある HIV ワクチン治験(RV 144 またはタイ治験として知られる)の 1 つを主導し、HIV 感染予防におけるワクチンの有効性を示す最初のエビデンスを提供しました。Birx 博士は 2014 年に外務省無任所大使となり、米国政府の HIV/AIDS 撲滅活動担当官、および国際保健外交の米国特別代表の役割を担うことになりました。
最近では、ホワイトハウスのコロナウイルス対策担当官を務め、複雑なデータを統合して意思決定推進のため副大統領に助言を行い、さらに国内の州職員と緊密に連携して、州ごとの助言やガイダンスを提供しました。
この 3 部構成のウェビナーシリーズでは、次の項目について詳細な最新情報を提供します。
Charles Y. Chiu 医師(医学博士)
カリフォルニア大学サンフランシスコ校、米国
Charles Chiu 医学士/医学博士は、カリフォルニア大学サンフランシスコ校感染症研究部門の検査医学および医学教授、UCSF-アボットウイルス診断および発見センター(VDDC)所長、UCSF 臨床微生物学研究所副所長を務めています。
Chiu 博士は現在、感染症診断のための次世代シーケンシングアッセイ開発と、ライム病ボレリア菌、急性弛緩性脊髄炎のエンテロウイルス D68、ジカウイルス、最近では SARS-CoV-2 コロナウイルスなど、新たに出現した病原体の発症機序および免疫応答の研究に焦点を当てたトランスレーショナル研究検査室を率いています。また、ナノポアシーケンシングや RNA-Seq トランスクリプトームプロファイリングなどの新しい技術を開発し、機械学習を使用して、感染症のホスト応答ベースの診断を可能にする予測モデルを開発しています。
Chiu 博士の活動は、米国国立衛生研究所(NIH)、米国疾病管理予防センター(CDC)、アメリカ生物医学先端研究開発局(BARDA)、Abbott Laboratories、Chan-Zuckerberg Biohub、Steven and Alexandra Cohen Foundations、および California Initiative to Advance Precision Medicine による資金援助を受けています。Chiu 博士は、200 を超える査読済み論文(COVID-19 に関連するものだけで 30 超)を執筆し、15 を超える特許および特許出願を保有しており、Mammoth Biosciences, Inc.、Biomesense、および Poppy Health, Inc. の科学諮問委員も務めています。
Daimon P. Simmons 医師(医学博士)
ブリガム・アンド・ウィメンズ病院、米国
Simmons 博士は、自己免疫疾患および炎症を研究対象としている臨床病理学者です。その臨床活動には、免疫学と分子生物学の両方が取り入れられています。現在は、ブリガム・アンド・ウィメンズ病院臨床免疫学研究所のアソシエイトメディカルディレクターを務めており、分子病理学部門の臨床医でもあります。診断検査に関する複数の論文の執筆や共同執筆も行っています。
Simmons 博士はハーバード大学医学部でも、免疫学、分子病理学、および微生物学について指導を行っています。彼の研究活動は、炎症性ヒト疾患に広範な影響を及ぼすマクロファージ超活性化状態の発見につながりました。その研究プログラムは、マクロファージ超活性化を標的とする経路の解離に焦点を当てています。
CMV 診断検査では有意な進歩が見られましたが、妊娠中の普遍的スクリーニングはまだ実質的に実施も推奨もされていません。先天性 CMV は小児難聴および神経発達障害の非遺伝的原因の第一位であるため、関連する疾病負担は重大です。臨床的重要性にもかかわらず、多くの感染児は出生時に無症候であるため、先天性 CMV はしばしば発見されません1。
早期の診断と介入は基本である一方、母体感染の予防、抗ウイルス療法の教育と最適化は、負担の軽減に役立ちます。このプレゼンテーションでは、先天性 CMV 感染症の臨床的重要性、診断、管理、検査室診断の発展、および、世界的に先天性 CMV の影響をさらに軽減するためにどのように前進するべきかを取り上げます。
Sébastien Hantz 教授(医学士、医学博士)
細菌学部門 - ウイルス衛生学
ヘルペスウイルスの NRV、リモージュ大学病院センター、フランス
Sébastien Hantz 教授は、ヘルペスウイルス(CMV および HSV)およびヒトパピローマウイルスに関する、ウイルス学と性感染症における優れた指導者として認められています。医学士の学位に加え、2009 年にフランスのリモージュ大学で医学博士号を取得しました。現在は、フランスのリモージュ大学病院センターの上級医学ウイルス学者、感染性血清学部長、そしてウイルス学教授でもあります。
博士は 2016 年から、ヘルペスウイルス国立レファレンスセンターの副所長を務めてきました。研究対象は、先天性感染症、性感染性細菌感染症、抗ウイルス療法に対する CMV 耐性などです。Hantz 教授は 50 を超える査読済み論文を発表しており、豊富な研究経験を持ち、多数の学術誌で多くの原稿のレビューを担当してきました。
国立大学理事会(CNU 45-01)の前メンバーとして、次世代の准教授を積極的に採用し、現在はリモージュ大学での研究訓練のために 2 つの教育ユニットの調整を担当しています。また、いくつかのフランスの保健機関(INCa、ANSM、HAS)の専門家として、ワクチン製造業者の諮問委員会に参加しています。
1. Marsico, Concetta, and David W Kimberlin. “Congenital Cytomegalovirus infection: advances and challenges in diagnosis, prevention and treatment.”Italian journal of pediatrics vol. 43,1 38.17 Apr. 2017, doi:10.1186/s13052-017-0358-8.
C 型肝炎は、自身の感染を自覚しないまま数十年間にわたって病気が進行し、重篤な肝障害をきたすことが多いことから、「サイレントキラー(沈黙の殺人者)」と呼ばれています。そのため、感染者一人ひとりを診断することが、C 型肝炎の感染拡大を防ぎ、患者を根治的治療へと導き、さらに全体的な認識を高めるうえでの第一歩となります。
今日の革新的な科学技術を活用すれば、C 型肝炎のない健康的な未来を実現できます。この教育ウェビナーでは、臨床検査室の進化が C 型肝炎の根絶を実現させるのにどのように役立つのかについて説明します。
Jean-Michel Pawlotsky 氏
パリ東大学、医学部教授
Jean-Michel Pawlotsky 教授(医学士、医学博士)は、パリ東大学医学部教授で、B 型 / C 型 / D 型肝炎に関するフランス国立リファレンスセンターのセンター長、クレテイユ市(フランス)のアンリ・モンドール大学附属病院のウイルス学部門長、ウイルス・免疫・がん部門長を務めています。
このウェビナーでは、最近 CE マークを取得した ARCHITECT STAT 高感度トロポニン I の適応について説明します。これを臨床所見および診断所見と組み合わせれば、健康に見える患者の将来的な心血管イベントリスクをより正確に推定できます。リスクは低、中、高に分類され、ARCHITECT STAT 高感度トロポニン I の使用は多くのエビデンスにより裏付けられています。この単純な血液検査は、高リスク患者への早期介入を目的として使用できるだけでなく、低リスク患者に対する不要な検査や治療も回避できます。ARCHITECT STAT 高感度トロポニン I は、救急科で心筋梗塞の考慮/除外を判断する際に信頼できる手段として長年使用されていることから、広く認知されています。この最新の適応により、予防を通じて心血管疾患の負担を軽減するための環境を構築できます。
Gillian Murtagh 医師
アソシエイトメディカルディレクター、アボット診断薬
Murtagh 博士は、Abbott Diagnostics、Medical and Scientific Affairs のアソシエイトメディカルディレクターを務めており、心臓分野の臨床研究活動、内外の教育プログラム、事業開発プロジェクトを指揮および実施しています。2003 年にダブリン大学トリニティカレッジで医学博士号を取得し、その後 Internal Medicine での研修と Cardiology での専門研修(ノースウェスタン記念病院(シカゴ)での高度心血管イメージングと腫瘍循環器学)を完了しています。
Murtagh 博士は、10 年以上にわたり心血管バイオマーカーの研究に携わっています。腫瘍循環器学 ACC ワーキンググループの共同議長を務め、バイオマーカーやイメージングに関する多くの文献を執筆および共同執筆しています。2015 年に、アソシエイトメディカルディレクターとして Abbott Diagnostics Division に入社しました。
このウェビナーでは、心臓リスクの層別化における心臓バイオマーカーの新たな役割について、また、高感度トロポニン I を他の臨床診断所見と組み合わせて使用した患者中心のアプローチがどのように治療の指針となり、患者の転帰の改善に役立つかについて詳しく説明します。
Wolfgang Koenig 博士
Luis Liete 博士
Anoop Shah 博士
Wolfgang Koenig 博士(MD、FRCP、FACC、FAHA、FESC)は、心臓病学の教授です。WHO-MONICA Augsburg Myocardial Infarction Registry の元所長であり、ウルム大学医療センターで臨床部門の複数の役職を務めていました。2015 年 4 月より Deutsches Herzzentrum München に加わり、心臓代謝学部門の責任者を務めています。
Luis Liete 博士は現在、CHUC(ポルトガル、コインブラ)のインターベンション心臓専門医です。
Anoop Shah 博士はロンドン大学衛生熱帯医学大学院(ロンドン)に所属しており、一般的な心血管疾患の発症および診断における疫学的傾向を理解することを主な研究目的としています。彼は「ビッグデータ」を使用した多施設クラスター無作為化臨床試験に参加し、医療システムにおける変化により心血管疾患患者の転帰がどのように改善されるかを評価しています。世界的な、特に低所得から中所得の国々の心血管医療に関する研究に強い関心を持っています。
学習ガイドは、中核となる検査技能の育成やさまざまな領域のトピックの理解にご活用いただけます。
検査室のサイエンス、各治療領域、およびアボットの各新技術についての最新情報。
このウェビナーでは、TVO アプローチを用いて検査室内外の価値を認識する方法について専門家が解説します。
アボットのワールドワイドウェブサイトから離れるリンクはアボットが管理しているものではなく、そのようなサイトの内容、またはそのようなサイトからのリンク先の内容についてアボットは責任を負いません。これらのリンクはお客様の利便性のために提供されているだけであり、アボットがリンク先サイトを支持しているわけではありません。要求されたウェブサイトはご使用の画面サイズに最適化されていない場合があります。
要求されたウェブサイトは、当該サイトに記載されているように、特定の国の居住者を対象としていることにご注意ください。そのため、他の国や地域で承認されていない医薬品、医療機器、その他の製品に関する情報、またはそれらの製品の使用に関する情報が記載されている場合があります。